みなさんこんにちは。ラーメンに関わることだったら何でもOKということで始まったこのコラム。第2回目は気になるラーメン屋さんについてです。
「おいしいラーメン屋さんってどこですか?」と聞かれることがありますが、立場上、お答することができません。「おいしいって観念はそれぞれ個人が決めることだから自分で食べてみて感じたほうが良いよ」なんて答えてみるのは、色々と大人の事情があるからです。
だからといって個人的な考えを何も言わないのはよろしくない。というか少しは言いたい。てなわけで気になるラーメン屋さんを紹介しようと思います。好きだとかおいしいとかは言ってませんよ。あくまでも気になるだけですから。察してください。
どれにしようかなと考えること数分、今回は匠神角ふじさんにしました。
匠神角ふじさんのラーメン紹介はコチラ
http://www.al-tec.co.jp/net/gurumet/00007/ra-men00007.html
柏駅にある匠神角ふじさんはランチの時に行列ができますし、週末や祭日なら食事時から時間をずらしても並んでいる人がいることもあるほどです。席がカウンターのみで麺が太くて茹で時間が長いという理由もありますが。ただカウンターに座った人はほぼ食べている状態なので、回転し始めたら茹で時間はさほど理由にならないとは思います。
さてこのお店。どこが気になるのかと言えば「豪快さ」です。最近はこういった麺が太くて具もたっぷりの豪快なラーメンが増えてきています。それでもこの店は一度食べてみたらどうですかと人に紹介しても良いかなと思う店です。味の種類もいくつかあるので好みに合わせられますし、何よりラーメンだからです。
ラーメンだからって理由の意味がわからないって? まあまあそう言わずに。最近はラーメン屋さんで提供するものがラーメンと言って良いのかわからなくなってしまう商品もあるじゃないですか。さすがに餃子とかチャーハンがラーメンじゃないってのはアホな自分でもわかりますよ。でもラーメンという名称なのにちょっと違うんじゃないかなと思うものがあるわけです。
例えば油そば。別に批難するわけじゃないですし、おいしいと思います。でもラーメンを紹介して欲しいのに油そばって答えられたらちょっぴりショックじゃないですか? その他にもこれがラーメンのスープなの?とかこれを麺と言うのだろうかというものとかね。それぞれ個性的なものでおいしいと思いますが、いくらインパクトがあってもラーメンを飛び越えちゃってるような印象を受けるわけです。
その点、匠神角ふじさんはラーメンの範囲内に収まっている中でインパクトのある品物を提供すると思っています。言ってるそばからメニューに油そばもありますけどね。
個人的にラーメンならば「塩ラーメン+小ブタ」、つけ麺ならば「表+づけ玉」、何度も行くなら「ごまつけ麺」がたまにはよろしいかと。
塩ラーメンはスープの味を醤油より楽しめると思います。そして初めてなら小ブタをつけていただきたい。あのステーキのようなチャーシューがたっぷり乗ってきて「なんじゃこりゃ」と思うでしょう。正直、食べづらいですし、いつになったら麺に辿り着くんだよと頭の中にガンダーラが流れるくらい具が多いです。
食べづらいと思う人にはつけ麺がおすすめ。別皿に麺が盛られてモヤシもなくなるので、いきなり麺から食べ始めることができます。そしてなぜづけ玉を一緒に頼むと良いのか。それは途中でスープの味を再び濃くできるからです。麺が太いので濃いめのスープも薄くなってきますが、づけ玉は別皿に盛られて器の底にタレが入っています。途中でこれを投入すれば、再びスープが濃くなるわけです。
ごまつけ麺は何となく担担麺のような味と言えばいいでしょうか。ただ1回しか行く機会がない人はちょっと角ふじさんのメインの味とは異なるので、何度も食べるのなら挑戦してみたらいかがでしょうか。
そして何よりこの店を紹介する理由が「店の屋根に書かれたフレーズ」です。そこには「豚ガラ、鶏ガラ、人ガラ」と書かれています。豚ガラは豚骨のこと。おいしいスープがとれるでしょう。鶏ガラは鳥の骨。これまたおいしいスープがとれるでしょう。人ガラは・・・・・・
いやいや、わかりますよ。人柄ってことで店員さんの応対が素晴らしいということを。丁寧な対応でおいしい味を楽しめる空間を作り上げているということを。けどあえて言わせて下さい。人骨ラーメンかよと。
とても素晴らしい人柄を堪能できる匠神角ふじは柏駅からすぐ。本当に何度も食べてますし、また行きたいなと思っているので関係者の方は怒らないでくださいね。ほら、こういうことを笑って許してくれるのが人柄じゃないですか。
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